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有料老人ホーム事業参入への留意すべき4つのポイント
 

2012年まで、まだ余裕がある・・・
なんて思っていませんか?

すぐに着手しないと
間に合わないこともあるんですよ!

 
医療法人から有料老人ホーム事業に
参入を考えている経営者の方へ

2012年度までに、長期療養型病院は、
老人保健施設や有料老人ホームなどへの転換を迫られることになります。 

医療法人が有料老人ホームへの参入を考えるとき、
留意すべき点はどこにあるでしょうか。

マルコの掲げるポイントは以下の4点です。

 Point1  フロアーを改築するときの設計に留意する
 Point2  サービス業に向いている適切な人材配置をする。
 Point3  人件費はマネージメント能力を加味して決定
 Point4  意識を改革するには時間が必要になる
 
   
 

グループホームや有料老人ホームのコンサルティングに招かれて、
施設を見学したときに時折感じることがあります。

「ああ、もっと早く助言を求めてくれたら良かったのに・・・」

無念さ。
勿体無いという感覚。

介護の経験が無い人が設計した建物は、
導線が悪く、作業効率が落ちてしまう構造になっています。

作業効率が悪いと、人件費へ如実に跳ね返ってきます。

利益率を低下させる大きな要因は、建築時に既に決まっているのです。

それは、努力をしても取り返せない、
施設関係者にとって頭の痛い問題になります。

改築や新築するとき、有料老人ホーム独自の視点が求められます。
「改善のヒントは現場」からです。

 
   
 

有料老人ホームは、二つの側面を持っています。

一つは「在宅介護」の側面。
もう一つは「施設介護」の側面です。

「在宅介護」の側面とは、健常者が利用する有料ホーム。
「施設介護」の側面とは、要介護者が利用する有料ホームです。

医療法人が運営する老人ホームとなれば、必然的に後者の
「施設介護」の側面を持ったサービスを提供することになります。

その場合、「看護師中心の運営体制」になりがちです。

この体制をちょっとだけ変えると運営が成功します。

あくまでも「介護士と看護師の立場は対等である」事を
経営陣が明確に示すことです。

例えば看護師長が意見を持ち込んだとしても、
事務長や経営陣は介護士長の立場を遵守してあげてください。

そのようにするだけで、ホーム内の雰囲気はとてもよくなります。

利用者へのサービス提供の以前に、職場の人間関係が劣悪だと、
雰囲気の悪い老人ホームに成り下がっていきます。

有料老人ホームやグループホームは、稼働率が低下すると
経営に直接的ダメージを与えます。

人間関係が乱れたホームからは、一種独特の嫌なムードが漂います。

入居を検討している見学者らもそのことは如実に感じてしまい、
入居契約を敬遠することになります。

医療現場に向いている人の中に、サービス業には不向きな人がいます。

有料老人ホームに必要とされる人材は、
「サービス業に向いた人物」であると思います。

「病院も老人ホームも、大して変わらないのではないですか?」と、
おっしゃる方もおられるでしょう。

でも、それは違います。
全く別のサービスと思ってください。

今まで培った病院のノウハウだけでは通用しません。

新しくサービス業としての老人ホームを、
経営陣は従業員と共に学び直すことになります。

 
   
 

有料老人ホーム全体を統括する者、管理職を誰にするか?

人選を誤ると、内乱が勃発し、収拾がつかなくなります。

重視することは、人間性です。
保有する資格に依存する必要はありません。

介護福祉士、ケアマネ、あるいは看護師でなくても構いません。
人を導く事ができる人を見つけ出します。

その人は今の病院内にいるかもしれません。
いなければ外部から雇用して登用します。
他の施設からヘッドハントすることも考慮します。

優秀な人材をこのポジションに投入すれば、
必ず利益を生み出す体制を構築できます。

また優秀であっても一人では何もできませんから、
このマネージメントする人を補佐する人材も一緒に選びます。(管理職の選考)

マネージメント能力が高い人達には、高額な給与を支給しましょう。
人事考課を正確に実施することで、優秀な人達は自然に集まります。

有料老人ホームの成功は、管理職の活躍にかかっています。
 
   
 

人間の意識は、そんなに簡単に変わるものではありません。
長年医療機関で働いてきた方に、明日からホテル並のサービスをしてください
というのも酷な話しです。

教育に一番時間がかかるのです。

2012年がリミットです!

「まだまだ、準備に十分ではないですか!」 なんて、思っていませんか?

変化を嫌う習性を持つのが日本人。
多くの人ができればこのままの状態で働きたいと願っています。

意識を変えるには、少なくても1年はかかることでしょう。
私のホームのは2年かかりました。(長かった・・・)

逆算すれば、病院の一部フロアーを改築するにしても、
新しく建物を建築するにしても、今から準備を進めて丁度良い時期です。

新規の立ち上げよりも、途中から事業転換する医療法人は、
中で働いている人達の労使問題を解決していかなければなりませんので、
思いのほか時間がかかると思います。

すぐに着手しないと間に合いません!!

人間は一度に生まれ変わることができないのです。
体制は一夜にして変えることはでません。
時間をかけて、じっくり腰を据えて取り組む経営課題になります。

 
= おわりに =

長期療養型病床から有料老人ホームへの転換を図るには、
限られた 「お金」 と 「時間」 を有効に使ってください。

何でもコツがあります。

グループホームを再構築するのも、有料老人ホームを再構築するのも
共通したコツが多くありました。

きっと病院の再構築にも転用できることでしょう。


共通項の一つとして、「人材の活性化」を挙げておきます。

やる気のある人材と、正しい道筋を示す取締役や理事達の組み合わせで、
医療と福祉改革の波を乗り越えていきましょう。
あなたの施設が、介護施設を探しているご家族に
選ばれる施設になることを祈っています。
 
 
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